【1月12日 AFP】豪シドニーのセントラル駅を11日、米歌手エルビス・プレスリー(Elvis Presley)に扮(ふん)した一団が誇らしげに歩いていた。シドニーから約350キロ離れたパークス(Parkes)で毎年開催されるプレスリー生誕祭に向かうためだ。

 ここからパークスまでは、「エルビス特急(Elvis Express)」と「ブルー・スエード特急(Blue Suede Express)」の2本が運行されている。

 今年の「パークス・エルビス・フェスティバル(Parkes Elvis Festival)」には、約2万5000人の熱狂的エルビス・ファンが参加する予定だ。5日間の日程で、そっくりさんコンテストやアート作品の展示、トリビュート演奏などが行われる。

「ファンキー・エルビス」の名でプレスリーの物まねをしているタズさんは会場でAFPに対し、プレスリーは「自分のことは忘れられると思っていた。それが見てくれ。これまでにない規模にまで大きくなった」と語った。

 パークス・エルビス・フェスティバルは、地元のレストラン経営者夫婦の発案で、1993年に始まった。(c)AFP