【1月12日 AFP】南米ボリビア各地で11日、公共広場に大勢で集まり、コカの葉をかむイベントが行われた。先住民が神聖視する植物コカは、コカインの原料ともなるが、ボリビア政府はその汚名をすすごうとしている。

 政府所在地ラパス(La Paz)で行われた大規模イベントには、ルイス・アルセ(Luis Arce)大統領も参加し、コカ栽培農家と一緒にコカの葉をかんだ。

 アルセ大統領は、コカの汚名返上は「国家の優先事項だ。コカの葉の違法薬物指定を解除するための運動を始めた」と発言。薬用のほか、リキュールや菓子、チューインガムなどの食用、石けんなど工業用のコカ利用を促進すると約束した。(c)AFP