【1月12日 AFP】メキシコの首都メキシコ市で28日、1年以上閉鎖されていた世界最大規模の闘牛場が再開する。闘牛場が11日、発表した。

 収容人数5万人のプラサ・デ・トロス(Plaza de Toros)は、数世紀にわたって闘牛の殿堂とされてきた。だが2022年6月、動物愛護活動家らが起こした訴訟によって、裁判所は闘牛の無期限停止を命じた。

 しかし最高裁は先月、この判決を無効とする判断を下した。

 闘牛再開を発表したプラサ・デ・トロスのマリオ・ズライカ闘牛場長は、休止期間中、「多くの人々が憲法にうたわれている職業選択の自由や文化的生活といった基本的権利を行使できなかった」と述べた。

 最高裁の決定を受け、アンドレス・マヌエル・ロペスオブラドール(Andres Manuel Lopez Obrador)大統領はメキシコ市での闘牛の将来について住民投票を提案した。(c)AFP