【1月11日 AFP】ブラジルサッカー連盟(CBF)は10日、カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のサンパウロFC(Sao Paulo FC)を率いていたドリバウ・ジュニオール(Dorival Junior)氏が、男子代表チームの新監督に就任すると発表した。

 すでにサンパウロFCが就任を8日に発表していたドリバウ氏は、11日にリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)にあるCBF本部で正式な就任発表に臨む。CBFは契約期間について発表していないものの、国内メディアは2026年のW杯北中米大会(2026 World Cup)終了までと報じている。

 昨年7月から暫定的に指揮を執っていたものの今月5日に解任されたフェルナンド・ジニス(Fernando Diniz)前監督の下、ブラジル代表は結果が振るわず、昨年11月にホームで行われた宿敵アルゼンチン戦を含めW杯南米予選3連敗という屈辱を味わった。

 予選順位は本大会の自動出場権を獲得できるぎりぎりの6位となっており、ドリバウ氏は難しいタイミングで代表監督を引き受けることになる。

 61歳のドリバウ監督は、フラメンゴ(Flamengo)を率いた2022年にブラジル杯(Copa do Brasil 2022)、さらに欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)の南米版にあたるリベルタドーレス杯(Copa Libertadores 2022)のタイトルを獲得すると、その後にサンパウロへ招へいされ、こちらでもブラジル杯を優勝していた。

 ドリバウ新監督の初陣は、3月に行われるイングランド代表、スペイン代表との親善試合2連戦となる。(c)AFP