【1月11日 CNS】中国は2023年12月30日午前8時13分(日本時間同9時13分)、インターネット技術試験衛星を搭載したロケット「長征2号C(Long March 2C)」を甘粛省(Gansu)の酒泉衛星発射センターから打ち上げた。衛星は予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。2023年、「長征2号C」は9回打ち上げに成功し、この形式での年間打ち上げ回数の記録を更新した。

 今回のミッションは長征ロケットシリーズの505回目の打ち上げとなった。

 2023年、中国は48回の打ち上げを実施した。このうち、長征シリーズロケットによる打ち上げは47回、解放3号ロケットによる打ち上げが1回。

 130機以上の宇宙船や人工衛星が所定の軌道に送り込まれ、すべての打ち上げに成功した。これで長征シリーズロケットは打ち上げ成功の連続記録を175回にのばした。

 今回の打ち上げでは「長征2号C」に上段ロケット「遠征1号S(Yuanzheng-1S)」が搭載された。「遠征1号S」は、地球を回る軌道や静止衛星の軌道のほか、地球から月に向かう軌道などの打ち上げミッションに対応できる。今回の打ち上げは、「遠征1号S」の2023年の3回目の打ち上げミッションとなった。これまでミッションは7回あり、成功率は100パーセントとなっている。(c)CNS/JCM/AFPBB News