【1月10日 AFP】北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は10日、金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong Un)朝鮮労働党総書記が8、9日に軍需工場を視察し、韓国を「主敵」と位置付けたと伝えた。金氏はまた、同国の焦土化にためらいはないとの考えも示したとされる。

 金氏は「韓国を北朝鮮の最も敵対的な国家として位置付けなければならない。歴史的な時期が到来した」とし、工場で兵器の増産を指示した。

 また、北朝鮮が「一方的に」紛争を起こすことはないが、「戦争を避ける考えはない」と述べ、韓国が武力を行使した場合、「あらゆる手段と力を総動員して韓国を完全に焦土化することにためらいはない」と警告した。

 北朝鮮が韓国を「主敵」と断定したのは初とみられている。(c)AFP