【1月7日 AFP】23-24スキージャンプW杯は6日、オーストリアのビショフスホーフェン(Bischofshofen)で伝統のジャンプ週間(Vierschanzentournee)最終戦を兼ねた個人第12戦が行われ、小林陵侑(Ryoyu Kobayashi)が2シーズンぶり3回目のジャンプ週間総合優勝を飾った。

 最終戦で2位に入った小林は、4戦全勝だった2019年、そして2022年に続くジャンプ週間制覇を果たした。総合優勝3回以上は、5回のヤンネ・アホネン(Janne Ahonen)、4回のイエンス・バイスフロク(Jens Weissflog)、3回のヘルムート・レクナゲル(Helmut Recknagel)、ビョルン・ヴィルコラ(Bjorn Wirkola)、カミル・ストフ(Kamil Stoch)に続く6人目となる。

 この日の小林は137メートルと139メートルのジャンプを飛び、287.6点で2位。合計1145.2点に伸ばし、ジャンプ週間初戦を勝っているアンドレアス・ウェリンガー(Andreas Wellinger、ドイツ)の1120.7点を上回った。

 W杯で年間トップに立つステファン・クラフト(Stefan Kraft、オーストリア)が、最終戦を優勝して総合3位に入った。2022年の北京冬季五輪で個人ノーマルヒルの金メダルを獲得している小林は、1本目を終えて1.2点差のトップだったが、2本目で140メートルを飛んだクラフトに逆転された。

 今季のジャンプ週間は、4戦すべてで異なる選手が優勝し、小林はいずれも2位だった。1位を獲得せずに総合優勝を達成するのは、1999年のアホネン以来となる。(c)AFP