光州市で職場に向かう市民ら(c)news1
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【01月06日 KOREA WAVE】男性の出勤時間が女性より早く、年齢が高いほど早く出勤して早く退勤する――韓国でこんな傾向が現れた。首都圏通勤所要時間は平均83.2分で、全国で最も長かった。

統計庁はこのほど、このような内容が盛り込まれた「仮名結合活用勤労者移動形態分析結果」を発表した。この統計は統計庁がデータの融合・複合を通じて勤労者支援政策、交通政策などの樹立を支援するためにSKテレコムとともに作成した実験的統計だ。

統計庁の統計登録簿とSKテレコムの通信モバイル位置・移動情報を仮名で結合し、人口・世帯の特性に伴う勤労者の出退勤時間帯、通勤所要時間、移動距離、勤務地滞留時間など6項目を多角的に分析した。

分析の結果、今年6月時点で出・退勤勤労者(移動情報がある勤労者)のうち男性が61%を占めた。ただ、30歳未満の女性の割合は49.4%で、他の年齢より高かった。

地域別に首都圏は20~30代の若い通勤者の割合が31.1%で最も高く、江原(カンウォン)圏は60歳以上の割合が25.0%で高かった。

首都圏は若年層の割合が、江原道は60歳以上の割合が他の地域より高くなった。

男性の出勤時間が女性より早く、年齢が高いほど早く出勤して早く退勤する傾向が現れた。

男性は午前7時以前に出勤する割合が31.6%で多く(女性13.7%)、女性は午前8時台の出勤割合が26%で最も高かった。

年齢が高いほど午前7時以前に出勤し、午後5時以前に退勤する割合が大きくなった。

午前7時以前に出勤する割合は、20代以下では13.4%に過ぎなかったが、30代18.0%、40代23.2%、50代29.4%、60代以上32.0%など年齢に比例して多くなった。

午後5時以前の退勤割合もやはり20代以下は22.6%だったが、40代は28.2%、50代33.4%、60代以上は49.6%で半分に近かった。

通勤者の平均通勤所要時間は72.6分だった。出勤は平均34.7分、退勤は平均37.9分で、退勤がさらに3.2分長くかかった。

男性の通勤所要時間は75.6分で、女性(67.9分)より7.7分長くかかった。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News