写真館で「サービス」の飲料・お菓子、ただ「ごっそり持ち帰る」客を犯罪に問えるか…韓国で経営者が苦渋の相談

【01月06日 KOREA WAVE】無料提供されるミックスコーヒーを盗む客のために頭を悩ませているという韓国の自営業者の事情が伝えられた。

自営業者コミュニティ「痛いから社長だ」にこのほど、「売り場に備え付けられているミックスコーヒーをたくさん盗んだ人は処罰可能ですか?」という投稿文が上がってきた。

写真館を経営する投稿者A氏は「売り場に浄水器があり、その上に顧客がセルフで召し上がれるようミックスコーヒー、カヌーコーヒー、ハトムギ茶、トウモロコシひげ茶などを置いた」と説明した。

続けて「証明写真を撮るお客さんと一緒に60代くらいの夫婦が帽子をかぶって入ってきた。撮影を待つ間に、ついてきた夫婦のうち女性が紙コップにコーヒーを入れて飲んでいたが、飲み終わったコップを捨てるふりをしながら何個も盗んでポケットに入れるのが防犯カメラに映っていた」と話した。

「そして再び椅子に座って、目は私を見ながら手は完全に後ろに回して残りのコーヒーを全部持って行った。映像を見れば誰が見てもこれは盗みだと思うだろう」と打ち明けた。

また「山のように積まれたコーヒー10～20杯分を一つ残らず持って行った。映像を見ると、とても慣れた手つきで盗みをしていた。一度や二度ではないと思えるほど慣れた感じだった」と伝えた。

これまでにも、カバンにお菓子や飲み物をいくつか、時にはかごに入ったものを全部持っていく人も。1人でビタミン飲料10本飲んで、お菓子20個を食べた人もいたという。

自営業者は「このような客のためにサービスをしたくはない。防犯カメラの映像と写真で警察に通報すれば窃盗罪で処罰が可能なのか」とネットユーザーらに尋ねた。

ネットユーザーたちは「店で待つ間に召し上がってくださいと置いたのに盗んでいくお客さんにはこれ以上サービスはしないと書いて貼っておきなさい」「厳重に警告しなさい」などの反応を示した。

営業の場で提供する無料飲料、ナプキン、ストローなどの備品を持っていく場合、窃盗罪で処罰することができる。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News