【1月5日 AFP】韓国国防省は5日、北朝鮮軍が同日午前9~11時に黄海(Yellow Sea)にある韓国領の白●島(●は令の右に羽の旧字体、Baengnyeong Island)と延坪島(Yeonpyeong Island)の北方で200発以上の砲撃を実施したと明らかにした。

 国防省は砲撃を朝鮮半島(Korean Peninsula)の「平和を脅かす挑発行為」だと非難。「この危機深刻化の全責任は北朝鮮にあると厳重に警告し、こうした行為を直ちにやめるよう強く求める」「わが軍は米国と緊密に連携して状況を注視しており、北朝鮮の挑発に対しては適切な措置を取る」と述べた。

 両島の住民には避難命令が出された。北朝鮮が2010年に延坪島に砲撃して以来、最も南北間の軍事的緊張の高まりが深刻化する事態となった。

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong Un)政権は、韓国とその同盟国米国と戦争する準備はできていると繰り返し警告している。(c)AFP