【01月05日 KOREA WAVE】
慶南銀行江南支店(c)news1
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ソウル中央地検は先月21日、不動産開発プロジェクトを巡る貸し出し関連資金1652億ウォン(1ウォン=約0.11円)を横領した罪でBNK慶南(キョンナム)銀行の部長を、共犯として899億ウォンの横領罪で証券会社営業社員を、それぞれ追起訴した。

この事件で検察は昨年9月、部長を1437億ウォン、証券会社社員を1387億ウォンの横領罪でそれぞれ起訴しており、部長の横領額だけで計3000億ウォンを超えた。

また、検察は横領した資金の洗浄や隠匿に関わったとして部長の妻や兄ら10人を起訴した。兄は横領資金44億ウォンを現金化し、ゴールドバーなどで57億ウォン相当の犯罪収益を隠匿。起訴されたマネーロンダリング業者は112億ウォンを現金化していたとみられる。

検察は部長が横領した3089億ウォンのうち2711億円は、先に横領した貸出資金の元利金返済などに使い回し、残りの378億円を個人的に費消したとみている。

その内訳は不動産購入83億ウォン、生活費とカード支出117億ウォン、ゴールドバーなど隠匿財産購入156億ウォンなど。14年間にわたってクレジットカード代金と生活費などで月平均7000万ウォン以上を使っていたという。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News