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【01月02日 KOREA WAVE】「父親が今朝亡くなったので謹んでお知らせします」。韓国でこんな訃報を装ったスミッシング(ショートメッセージを悪用したフィッシング詐欺)被害が広がっている。警察官もだまされるなど手口が巧妙化しており、格別の注意が必要だ。

ソウルで勤務する警察官は最近、訃報メールのスミッシング被害に遭った。明け方に届いたメール内のリンクをうっかり押すとファイルがダウンロードされ、携帯電話に保存されていた連絡先に自分名義の訃報スミッシングメールが送信されてしまった。

知り合いからのメールなので簡単にだまされてしまい、被害は次から次へと拡大する。そうして流出させた個人情報で口座を開設したり、携帯電話の小口決済で金を横取りするのが目的だ。

この警察官の場合、携帯電話内に身分証の写真や証書類がなく、2次被害には遭わなかった。しかし、メールが送られた約1000人もの知人にいちいち状況を説明しなければならなかった。

最近、江原道江陵市(カンウォンド・カンヌンシ)の警察官も訃報スミッシングに遭い、同僚の警察官に再びスミッシングメールが送られた事例があった。

警察内部のネットワークでは「同僚の警察官を詐称した訃報フィッシングメールが広がっている」という注意書きも掲載されている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News