【1月1日 AFP】テニス、ブリスベン国際(Brisbane International 2024)は1日、女子シングルス1回戦が行われ、元世界ランク1位の大坂なおみ(Naomi Osaka)は6-3、7-6(11-9)でタマラ・コルパッチ(Tamara Korpatsch、ドイツ)を下し、出産後の復帰初戦を白星で飾った。

 2022年9月に精神衛生上の懸念を理由に戦列を離れていた大坂は、昨年7月に娘のシャイ(Shai)ちゃんを出産し、新シーズンに向けて復帰していた。

 それでもコートから離れていた様子はうかがわせず、この試合最初のゲームでブレークを奪った大坂は、もう一度ブレークを奪って比較的簡単に第1セットを奪った。

 しかし第2セットに入るとコルパッチが立て直し、双方がブレークを奪い合う展開に。大坂は1ブレークアップの第9ゲームでサービングフォーザマッチを迎えたが、またもコルパッチにブレークを許した。

 迎えたタイブレークでは両選手ともにチャンスを迎えたが、大坂は3度目のマッチポイントをものにした。

 大坂は試合後、「とても緊張したけれど、コートに出られて興奮した」と述べた。

 コートサイドインタビューではまた、母親になったことでテニスに対する見方が変わったこと、そして以前はファンや他の選手たちから孤立しすぎていたことを口にした。

「娘が生まれる前にプレーしていたこの数年、私は与えられていたほどの愛を返せていなかった」と大坂は話し、「だから、それがこのチャプターで私がやりたいことだと心から思っている。ここにやってきて私を応援してくれることに本当に感謝している」と続けた。(c)AFP