【12月31日 AFP】北朝鮮は5日間にわたって開かれていた朝鮮労働党中央委員会総会で、軍備増強の一環として2024年に軍事偵察衛星を追加で3基打ち上げる計画を示した。朝鮮中央通信(KCNA)が31日、伝えた。

 金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong Un)朝鮮労働党総書記はまた、朝鮮半島(Korean Peninsula)では韓国と米国による「制御不能な危機的状況が続いている」と指摘し、これ以上韓国との和解・統一を求めない考えも示した。

 北朝鮮が記録的な数の兵器実験を実施したのを受け、韓国と米国は今年、防衛協力を強化。南北関係は悪化した。

 金氏は「われわれを『主敵』と位置付けている人々を和解と統一の相手をみなすことは、これ以上犯してはならない過ちだと思う」と述べた。

 金氏は対韓国政策を「抜本的に転換」するため、対韓国部門の再編を命じた。(c)AFP