【12月28日 AFP】フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macronr)大統領は28日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相と電話で会談し、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)における「持続的な停戦」を要請した。

 イスラム組織ハマス(Hamas)が10月7日にイスラエルに対して前例のない攻撃を行ったことに端を発した双方の衝突が始まって以降、マクロン氏はネタニヤフ氏を支持している。

 しかしマクロン氏はネタニヤフ氏に対し、ガザにおける民間人の死亡と人道上の緊急事態に「最も深い懸念」を表明。また同自治区ヨルダン川西岸(West Bank)についても、イスラエル人入植者による暴力行為に歯止めをかけ、新たな計画入植を認めないようにする措置の重要性を強調した。

 仏大統領府はさらに、「フランスは近日中にヨルダンと協力し、ガザで人道支援を実施する」と明らかにした。

 イスラエル首相府によると、ネタニヤフ氏はマクロン氏に対し、「フランスによる航行の自由の保障への協力と、イスラエル・レバノン国境沿いの治安回復に向けた支援の申し出」に謝意を表した。(c)AFP