高齢者を訪ねる韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領(c)NEWSIS
高齢者を訪ねる韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領(c)NEWSIS

【12月28日 KOREA WAVE】韓国で昨年、高齢者世帯の消費がそれ以外の世帯に比べて半分程度にとどまっていることがわかった。所得が足りず生活に欠かせない食べ物と住宅、そして医療サービスに全体消費の60%が集中。一方で経済活動をする高齢者世帯の割合が増え、高齢者世帯の外食が増加している。

統計庁が22日に公開した統計資料によると、昨年の高齢者世帯の月平均消費支出は140万2000ウォン(1ウォン=約0.11円)でそれ以外の世帯(288万4000ウォン)の48.6%だった。

高齢者世帯は▽食料品・非酒類飲料(35万4000ウォン)▽保健(25万3000ウォン)▽住居・水道・光熱(24万2000ウォン)▽飲食・宿泊(12万7000ウォン)――の順で支出が多く、教育(5000ウォン)、酒類・たばこ(1万6000ウォン)、通信(4万3000ウォン)は支出が少なかった。

全体消費支出の中で食料品・非酒類飲料は25.3%、保健は18.0%、住居・水道・光熱は17.2%で、これを合わせると60.5%に達する。

統計庁は「高齢者世帯が生活に必要なもの以外に支出する金額は高齢者以外の世帯に大きく及ばない」と話した。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News