【1⽉9⽇ Peopleʼs Daily】中国は2020年、世界に先駆けて経済のプラス成長を実現した主要経済国になった。2021年の経済規模は114兆元(約2273兆円)を突破し、2年間の平均成長率は5.1%に達した。2022年も中国経済は圧力に耐え、安定して前進した。中国は感染症の抑え込みと、対策の経済や社会への影響を最大限に減らす取り組みを効果的に統一的に計画し、推進した。しかも2022年には計画された期限通りに貧困脱却を実現した。社会主義現代化国家の全面実現を目指す第14次五か年計画のスタートも順調だった。

 中国は感染症の抑制と、経済と社会の発展を効率的に統一的に計画する道を歩み、人々の生命の安全と身体の健康を最大限に保護しつつ感染症の影響を最大限に減らした。

 新型コロナウイルス感染症への対応は厳しい戦いであり、国が突き付けられた「最大級の試験」でもあった。最も重要なことは、いかにして生命と安全を守るだけでなく、経済と民生も守るかということだ。中国はウイルス変異の新たな特徴と感染状況の新たな変化に基づき、感染の予防と抑制措置を絶えず改善し、対策の統一的計画と経済と社会発展の間の最適な均衡点を求め、経済と社会の発展のために良好な条件を作り出してきた。

 対策としては例えば、2022年末までに個人事業主を対象に1兆元(約20兆円)以上の減税と行政関連の費用削減を行った。食糧の年間生産量は安定し続けており、国内東部で取得されたデータを国内西部で演算処理する「東数西算」などの一連の重要プロジェクトも推進した。また車両購入税の減免や消費券の発給などを通じて内需の潜在力を解き放った。中国は科学的な政策で困難に対処し、複雑な情勢下で戦略における不動心を示し、感染症対策での最適解を見出して統一的に計画する能力を示した。

 中国は常に、新たな段階の感染の抑制の各措置を真剣に実行した。人々の通院と投薬をしっかりと保障し、高齢者や基礎疾患のある集団の予防と抑制に重点的に取り組んで健康維持と重症化防止に力を入れてきた。秩序立てて組織の構築や対策の実施を行い、対策の段階を安定的に転換し、社会秩序の安定を確保し続けた。

 2022年末までには中国経済の反発の原動力が蓄積され、その「放出」が始まった。中国経済は強じんであり、潜在力が大きく、活力が十分にある。長期的に好転するファンダメンタルズは変わっておらず、質の高い発展を支える生産要素の条件は変わっていない。今後も必ずや、経済安定化政策の効果が引き続き現れ、経済と社会の活力が最大限に解放され、経済の回復と好転の加速を後押ししていく。中国経済という巨大船は必ずや波を切り裂き、安定して航海を続けていくはずだ。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News