【12月27日 CGTN Japanese】フォーブス誌がこのほど発表した、女子スポーツ選手の2023年の収入ランキングでは、女子テニス協会(WTA)ランキングで世界1位のシフィオンテク選手が総収入2390万ドル(約34億円)で世界トップ、中国人スキー選手の谷愛凌選手が2210万ドル(約31億円)で2位でした。日本人テニス選手の大坂なおみ選手は第5位でした。

 ランキングの上位10位の中では9人がテニス選手で、テニスが女性にとっての最高のプロスポーツになったことが示されました。テニス選手ではないのは谷愛凌選手だけでした。谷選手の収入のうち10万ドルが競技により得たもので、2200万ドルはCM出演によるものです。

 谷選手の2023年の日程から見れば、参加した試合は少なく、賞金は収入のごく一部でした。谷選手は1月に負傷したことで試合から遠のき、復帰したのは11か月後でした。フォーブス誌は谷選手について「谷愛凌の収入は2回の冬季五輪の端境期にも暴落していない。このフリースタイルスキー選手は世界各地で長期的な協賛を得ている」と論評しました。国際オリンピック委員会(IOC)はこのほど、北京冬季五輪の優勝者である谷愛凌を韓国の江原2024冬季ユースオリンピック大使に任命したと公式サイトを通じて発表しました。

 谷愛凌選手は、北京五輪で中国のスキー代表チームのメンバーとして金メダル2個、銀メダル1個を獲得したことで国際的な知名度が上昇し、「五輪優勝者」「名門校のエース」「ファッション界の寵児」など多くの「肩書き」を得ることになりました。大まかな統計によれば、谷選手が出演するCMのブランドは中国のスポーツ用品ブランドの安踏や瑞幸(ラッキン)コーヒーなど30以上もあります。(c)CGTN Japanese/AFPBB News