【12月27日 AFP】トルコ議会の外交委員会は26日、スウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟批准に必要な法案を承認した。ロシアによるウクライナ侵攻を受けてスウェーデンが申請したNATO加盟に向け、一歩前進したことになる。

 外交委員会の承認を受け、同法案はレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領の与党連合が過半数を占める議会で採決される。日程については今のところ明らかにされていない。

 NATOへの新規加盟は、加盟国が全会一致で承認する必要がある。スウェーデンとフィンランドの加盟に関してはトルコとハンガリーのみが留保していたが、フィンランドは今年4月に正式加盟した。

 スウェーデンの加盟プロセスは、トルコとハンガリーの反対で数か月間停滞。最近になってエルドアン氏が米国によるF16戦闘機の売却を条件にする考えを示し、さらに混迷していた。(c)AFP