94歳のおばあさんが渡した白い封筒=大韓赤十字社(c)MONEYTODAY
94歳のおばあさんが渡した白い封筒=大韓赤十字社(c)MONEYTODAY

【12月27日 KOREA WAVE】ソウル・冠岳(クァンアク)の大韓赤十字社南部奉仕館。この歳末、94歳のおばあさんが突然やって来た。助けが必要な高齢者だと思い対応に出た職員に、おばあさんは胸元から白い封筒を取り出して渡した――。

「貧しい子どもたち、親のいないまま大きくなろうとしている子どもたちのために使ってくださると、ありがたいです。うちの孫、孫娘の4人兄弟も昔、助けていただきました」

封筒にはこう書かれていた。くねくねした文字だったが、気持ちがこもっていることは伝わった。

そして封筒の中には現金100万ウォン(約11万円)が入っていた。ずっと前に赤十字社から助けてもらったことを忘れず、寄付するため来てくれたのだ。おばあさんは身元を明かすこともなく、去って行った。

赤十字社ソウル支社はおばあさんの意を受けて、児童福祉施設を退所して自立を準備する青年たちと困窮している家庭の児童・青少年の生活支援のために寄付金を活用する。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News