700万人突破の映画「ソウルの春」…劇場スタッフはなぜ「どうか見に来ないで」と訴えるのか
発信地:韓国
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韓国・北朝鮮
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【12月27日 KOREA WAVE】韓国で映画「ソウルの春」が累積観客数700万を突破するなか、労働環境が劣悪な劇場従業員が会社員匿名コミュニティ「ブラインド」を通じて「どうか映画を見に来ないでください」と異例の声を上げた。
この従業員は「最近、『ソウルの春』が大ヒットしているのに、映画館に来たお客さんはなぜスタッフがいないのかと思っただろう。そして上映館は汚く、売店で長く待たされただろう。それはスタッフがいないからだ」と話し始めた。
従業員は「人員が昨年に比べて半分以上減った。以前は商売がうまくいけば処遇が良くなり、アルバイトも雇うのでうれしかったが、今は商売がうまくいったところで私が大変なだけ。だから来ないでほしい」と続けた。
この投稿によると、休憩時間はシステムに入力するので強制的に取らねばならないといい、その時間は売店での販売から観客の入退場まで、すべて1人が面倒を見るのだという。従業員は「ご飯も食べず、9時間ずっと立ちっぱなし」と嘆くことしきり。最後に「どうか他の映画館に行ってください」と懇願した。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News