【12月27日 AFP】23-24イングランド・プレミアリーグは26日、第19節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)は2-0でバーンリーFC(Burnley FC)を下し、暫定首位に立った。マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)も3-2でアストン・ビラ(Aston Villa)から逆転勝利を収めた。

 リバプールはダルウィン・ヌニェス(Darwin Nunez)が11月1日のフットボールリーグカップ(England Football League Cup 2023-24)以来、13試合ぶりの今季公式戦8ゴール目を決めて序盤に先制すると、その後は多くチャンスをふいにしながらも無失点を守り、最後はけがから1か月ぶりに戻ったジオゴ・ジョタ(Diogo Jota)のゴールで勝利を決定づけた。

 リバプールはこれで、アーセナル(Arsenal)と勝ち点2差の暫定首位に浮上。しかしアーセナルも、28日のウェストハム(West Ham)戦に勝利すれば今節の首位を守る。

 ユナイテッドは前半、ビラのジョン・マッギン(John McGinn)とレアンデル・デンドンケル(Leander Dendoncker)にゴールを許してまたしても手痛い敗戦を喫する危機に陥り、ハーフタイムにはブーイングを浴びた。

 それでも後半にはチームに求められていた奮起を披露。アレハンドロ・ガルナチョ(Alejandro Garnacho)がチームとして440分ぶりの得点を決めると、ガルナチョが2ゴール目を加えて最後は残り8分、ラスムス・ホイルンド(Rasmus Hojlund)がプレミア初ゴールを出場15試合目でようやく決めた。

 ホイルンドの起死回生の一発で、ユナイテッドは公式戦5試合ぶりの白星を挙げ、順位を6位に上げた。エリック・テン・ハーフ(Erik ten Hag)監督は、「ハーフタイムに選手たちに『信じ続けろ』と伝えた。後半は雰囲気が一気に変わった。自分たちのベストが出せれば、われわれはどんな相手も倒せる」とコメントした。

 ユナイテッドをめぐっては24日、英化学大手イネオス(Ineos)の創業者で資産家のジム・ラトクリフ(Jim Ratcliffe)氏がクラブの株式25パーセントを取得すると発表された。この日の試合には、イネオスでスポーツ部門を統括するデイブ・ブレイルズフォード(Dave Brailsford)氏も客席に姿を見せた。

 他会場では、ノッティンガム・フォレスト(Nottingham Forest)が3-1でニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)に勝利。クリス・ウッド(Chris Wood)が古巣相手にハットトリックを達成した。(c)AFP/Steven GRIFFITHS