【12月27日 東方新報】中国初の国産手術ロボット「ダヴィンチXi(Da Vinci Xi) 」がこのほど、甘粛省(Gansu)蘭州市(Lanzhou)の「中山大学(Sun Yat-sen University)がんセンター甘粛分院」に導入され、同病院にとって内視鏡下手術(内視鏡を使った人体に負担の少ない手術)における画期的なブレークスルーとなった。

 この手術ロボットの助けを借りて、劉卓煒(Liu Zhuowei)教授とそのチームは腎臓の部分切除手術に成功した。

 劉教授の話では、手術ロボットによる手術は切開創が小さく、痛みが少なく、回復時間が短く、入院日数が少ないなど、多くの利点があるという。

 さらに、手術ロボットによる手術は外傷や瘢痕(はんこん)を最小限に抑えることができるため、患者は手術の跡が目立たない状態で手術室を出ることができる。見た目を気にする患者にとっては、尊厳や幸福感を保つことができるという。(c)東方新報/AFPBB News