【12月26日 Xinhua News】中国内モンゴル自治区でこのほど、310万キロワットの風力発電プロジェクトが稼働した。第14次5カ年規画(十四五、2021~25年)期間の第1弾の大型風力発電プロジェクトとして、現地エネルギーのクリーン・低炭素化に寄与する見通し。発電大手の国家電力投資集団が手掛けた。

 プロジェクトには、烏蘭察布(ウランチャブ)の120万キロワット現地消費プロジェクト、通遼の100万キロワット域外送電プロジェクト、錫林郭勒(シリンゴル)の50万キロワットプロジェクト、オルドス上海廟鉱区-山東間の超高圧送電ルートの阿拉善(アルシャー)40万キロワットプロジェクトが含まれ、着工から完成まで2年を要した。220キロボルト昇圧変電所6カ所、1166キロの集電用ケーブルを建設し、デジタル化、スマート化のほか、遠隔制御・管理を実現した。

 プロジェクトは稼働後、年間89億3400万キロワット時のクリーン電力を供給でき、標準炭換算で282万1200トン相当の石炭消費が節約可能で、二酸化炭素(CO2)排出量753万9100トンの削減につながり、内モンゴルのエネルギー転換にプラスに働くという。(c)Xinhua News/AFPBB News