議論の的となっている飲食店の内外の様子=ネイバーキャプチャー(c)news1
議論の的となっている飲食店の内外の様子=ネイバーキャプチャー(c)news1

【12月25日 KOREA WAVE】若者の間で大きな人気を集めているソウル・乙支路(ウルチロ)の「ヒップホップ支路」に先月、和風の中華料理店が登場、賛否両論を巻き起こしている。

X(旧ツイッター)にこのほど、店の感想を上げた投稿者は「期待せずに行ったが、本当においしくて驚いた。インテリアもそれなりに本物っぽかった」と書いた。

掲載された写真によると、看板は漢字で、入り口と内部は和風に飾られていた。水着姿の女性がビールを持っているポスターがあり、ビールの価格は「円」で表記されていた。

店のドアには日本語で「アルバイト募集」の貼り紙、店内には日本の厚生労働省が作ったマスク着用の案内文が貼られていた。食器やインテリアは日本で購入したという。

その後、オンラインコミュニティに「韓国人がオープンした韓国にある店」といった内容の情報が拡散し、ネットユーザーの非難が殺到した。

彼らは「日本の厚生労働省の案内文を貼ったのは一線を越えている。笑って済ます話ではない」「なぜこんなにも日本による植民地時代を忘れた人が多いのか」「ハングルのない日本語看板に時代錯誤的ポスターまで」などと憤りを表した。

この店は大阪のカレー専門店の名前をまねたとみられ、ネットユーザーは「韓国に同じ名前の中華料理店があるね」「イルポン(日本大好き韓国人)そのものだ」と眉をひそめた。

一方で、一部では「日本のようにうまく飾ってある」「おいしそうだ」「外国語の看板に好奇心が刺激される。アピールの仕方は事業主次第だ」などと好意的な反応も見せた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News