【12月24日 AFP】ボクシング、ヘビー級12回戦が23日、サウジアラビア・リヤドで行われ、元世界王者アンソニー・ジョシュア(Anthony Joshua、英国)はオット・ワリン(Otto Wallin、スウェーデン)を圧倒して、5回TKO勝ちを収めた。

 ジョシュアの安定した攻撃を受けたワリンの陣営は、第5ラウンド終了後に棄権を申し出て、ワリンは自身キャリア初のKO負けを喫した。

 ジョシュアは試合開始のゴングから優勢に試合を進めると、ワリンは1回に鼻から流血した。かつてWBC同級王者のタイソン・フューリー(Tyson Fury、英国)との試合を判定に持ち込んだこともあるワリンは、その後強烈なパンチを受けながらも5回まで耐えきったが、陣営が試合を止めた。

 4月にジャーメイン・フランクリン(Jermaine Franklin、米国)戦で判定勝ちを収めた後、8月にはロバート・ヘレニウス(Robert Helenius、フィンランド)に7回KOで勝利していたジョシュアは、2023年は3戦全勝。通算戦績は27勝3敗となっている。

 ジョシュアはライブストリーミングサービス「DAZN(ダゾーン)」に対し、「月並みのファイトだ」と語り、「オットに敬意を払う。昔のような試合というより、日常だ。何としてでも勝つ。オットのように、勝つために必要なことは何でもしたい。それが自分の求める全てだ」と続けた。(c)AFP