【12月24日 KOREA WAVE】
(c)news1
(c)news1

「アイス、冷たい酒、棒切れ売ります」

暗号文のようなタイトルの掲示物が韓国の有名インターネットコミュニティに掲載された。「アイス」「冷たい酒」「棒切れ」はいずれもヒロポンを意味する隠語だ。公開されたコミュニティで薬物類の販売を試みたのだ。このように大胆な犯行を犯したのは20代女性であることがわかった。この女性から薬物を渡され投与したのは20代の男性だった。

ソ氏(29)は今年1月、インターネットコミュニティの自由掲示板に薬物販売の書き込みを掲載した。ソ氏は同月、多数が利用するモバイルチャットアプリ掲示板に似たような内容の文を載せ、ヒロポンを販売しようとした。

ソ氏はテレグラムを通じて薬物を購入した。4月から6月まで8回にわたり394万ウォン相当のヒロポン約5gを購入した。販売業者が伝えた場所に行って薬物を回収する「投げる」方式を利用した。ソ氏は本人が薬物を投与した。

ソ容疑者の犯行はこれにとどまらなかった。カカオトークのオープンチャットルームを通じてゲームアイテムを販売していると偽って金をだまし取ったり、タングンマーケットや中古ナラでコーヒーやデパートの商品券販売詐欺を働いたこともある。フェイスブックでダイエット薬、ツイッターでコンサートチケット詐欺も手掛けた。

昨年10月から今年5月まで、ソ氏は19回にわたって計349万8000ウォンを詐取した。被害者は約20人にのぼる。

今年4月、ソ氏はキム某氏(22)と慶尚北道慶州市のあるモーテルで会い、数回にわたって一緒にヒロポンを投与した。

結局、ソ氏は薬物類管理法違反や詐欺の疑いで裁判に付された。キム容疑者も薬物類管理法違反の疑いで起訴された。

ソウル南部地裁は5日、ソ氏に懲役2年刑を宣告し、40時間の薬物中毒治療プログラムの履修を命令した。また、ソ氏から460万2500ウォンを追徴し、一部の被害者に賠償金を支給するようにした。

ソ氏と一緒に薬物を投与したキム氏は懲役10カ月、執行猶予2年を言い渡された。また、保護観察や40時間の薬物中毒リハビリ教育プログラムの受講を命じられた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News