【12月23日 AFP】中国北西部の甘粛(Gansu)省で18日夜に発生した地震による死者数が22日、148人と、2014年に600人以上が死亡した雲南(Yunnan)省での地震以来、最多となった。国営メディアが報じた。

 国営新華社通信によれば、死者の内訳は、甘粛省で少なくとも117人、隣接する青海(Qinghai)省で31人となっている。

 負傷者は計1000人近くに上る。

 国営中国中央テレビ(CCTV)によると、計13万9000人以上が避難所生活を送っており、甘粛省の救助隊は「被災者の再定住と負傷者の治療に活動の軸足を完全に移している」。

 だが、氷点下の冷え込みとなり、救助活動は困難さを増す中、青海省では22日朝も捜索活動が続けられた。同省中川(Zhongchuan)郷では19日、地盤が液状化して住民が生き埋めになった。

 米地質調査所(USGS)によれば、地震の発生時刻は18日午後11時59分で、マグニチュード(M)は5.9。震源の深さは浅かった。小規模の余震が数十回発生している。(c)AFP