兵役判定検査(c)news1
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【12月22日 KOREA WAVE】韓国国防省はこのほど、兵役検査の際に身長・体重による身体等級判定基準を緩和する内容を盛り込んだ「兵役判定身体検査など検査規則」の一部改正令案を立法予告した。今後、兵役判定検査で「高度肥満」を理由に4級補充役判定を受けるのがさらに難しくなる。

現行の検査規則は検査の際、身長が159センチ以上204センチ未満の人のBMI(体重と身長から算出する肥満度指数)が16未満か35以上の場合、4級補充役と判定される。改正案ではこの数値を「15未満」か「40以上」に変更する。

例えば、現在は身長174センチの兵役検査者は体重が106キロ以上であれば4級判定を受けるが、規則が改正されると121.1キロ以上になる。逆にやせている人の場合、現在は身長170センチで約48.5キロ未満なら4級判定となるが、改正後は約45.4キロ未満となる。

今回の規則改正は、医療技術の変化を反映すると同時に、兵役資源の減少に対応するのが目的とみられる。改正案の施行により、従来4級だった人が3級の判定を受けて現役服務できるようになるからだ。

韓国では兵役検査で1~3級の判定を受ければ現役兵として入営。4級は医学的に現役服務が不可能であることを意味し、公的機関で社会サービスや行政の業務に服務する。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News