【12月22日 AFP】サッカーイングランド・プレミアリーグのルートン・タウン(Luton Town)は21日、試合中に心停止で倒れた29歳の主将トム・ロッキャー(Tom Lockyer)が、前日に無事退院したと発表した。

 ウェールズ代表DFのロッキャーは、16日に行われたボーンマス(AFC Bournemouth)戦の後半に倒れ、試合もそのまま中止された。

 ルートンは「われわれの主将トム・ロッキャーが20日に退院し、心地よい自宅でリハビリを開始したことをご報告する」と発表。また、「この心強い知らせに先立ち、トムは土曜日(16日)の事故が再発するのを防ぐために火曜日(19日)にICD(植え込み型除細動器)を装着した。手術は成功した」と明らかにした。

 ロッキャーは5月のコベントリー・シティ(Coventry City)との昇格プレーオフ決勝でも試合中に倒れ、心房細動の手術を受けていた。その後復帰し、ボーンマス戦の前までに今季は公式戦15試合に出場していた。

 サッカー選手では2021年6月にも、デンマーク代表のMFクリスティアン・エリクセン(Christian Eriksen)が欧州選手権(UEFA Euro 2020)の試合中に心停止で倒れ、ICDを装着した。

 エリクセンは完治した後、ブレントフォード(Brentford FC)に加入して2022年2月に戦線復帰。現在はマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)でプレーしている。(c)AFP