【12月21日 AFP】英国の広告自主規制団体、広告基準協議会(ASA)は多国籍コスメブランド「リンメル(Rimmel)」のメーキャップ広告について、若い女性の不安をあおる「無責任な」内容だとして表示を禁止した。

 問題となったのは、米国系多国籍コスメ企業コティ(Coty)傘下のリンメル・ロンドン(Rimmel London)が、9月9日にフェイスブックに掲載した有料広告。

 この広告にはインフルエンサーがメークをする動画や、顔のシミを隠すためのコンシーラーの画像が含まれ、「学校再開シーズン間近、キメていこう!」とキャッチコピーが付いていた。

 リンメルロンドンはこの広告について、「メーキャップをしなくてはいけないと伝えるものでは決してなく、トレンドのメークに焦点を当てたもの」だと釈明した。

 キャンペーンは18~35歳の年齢層をターゲットとし、社内ガイドラインでは子どもには宣伝しないよう定めていたという。

 だが、ASAは「メークをした方が、学校が再開した時にうまくいくよう思わせる」広告と判断。「若い女性の外見に対する不安をあおる効果があり」「無責任」だと非難した。(c)AFP