【12月20日 AFP】イングランド・フットボールリーグカップ(England Football League Cup 2023-24)は19日、準々決勝が行われ、チェルシー(Chelsea)はニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)との両チーム1-1で迎えたPK戦を4-2で制し、4強入りを果たした。

 プレミアリーグではニューカッスルに1-4で大敗し、そこから5戦3敗で10位に沈むチェルシーだが、この日はチームに求められていたファイティングスピリットを見せた。

 カラム・ウィルソン(Callum Wilson)に16分に先制ゴールを許し、敗退まであと数分の状況に追い込まれたが、後半アディショナルタイム2分にミハイロ・ムドリク(Mykhailo Mudryk)のゴールで追いつくと、最後はPK戦でGKジョルジェ・ペトロビッチ(Djordje Petrovic)が相手のキックを見事に防ぎ、勝利を決めた。

 チェルシーのマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督は、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)を率いた2014-15シーズンにリーグカップ決勝で敗れているが、これでイングランドでの初タイトル獲得の可能性をつないでいる。

 一方のニューカッスルは、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)に続いて昨季準優勝を果たしたリーグカップでも敗退となり、1969年以来の主要タイトル獲得に向けてさらなる痛手を負った。

 他会場では、フラム(Fulham)がエバートン(Everton)との1-1で迎えたPK戦を7-6で制して勝ち上がり。2部のミドルスブラ(Middlesbrough FC)は3-0で3部ポート・ベイル(Port Vale)に快勝した。もう1試合のリバプール(Liverpool FC)対ウェストハム(West Ham)は20日に行われる。(c)AFP/Steven GRIFFITHS