【12月18日 AFP】23-24ドイツ・ブンデスリーガ1部は17日、第15節の試合が行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)はハリー・ケイン(Harry Kane)の2得点などでVfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)に3-0で勝利し、首位バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)との勝ち点4差を維持した。

 この日、レバークーゼンが3-0でフランクフルト(Eintracht Frankfurt)に勝利したため、試合開始前には暫定で勝ち点差が7に広がったバイエルンは、立ち上がりの2分にリロイ・ザネ(Leroy Sane)のアシストからケインが先制点を挙げ、チームに落ち着きをもたらした。

 試合開始数時間前に中盤のレオン・ゴレツカ(Leon Goretzka)とヨシュア・キミッヒ(Joshua Kimmich)が体調不良でメンバーを外れ、ベンチにはフィールドプレーヤーが5人しかいなかったバイエルンだったが、無気力なシュツットガルトを圧倒。前半にはオフサイドで2度ゴールが取り消されたが、55分にFKからケインが追加点を決めると、63分には再びセットプレーから金ミン哉(Kim Min-jae、キム・ミンジェ)が移籍後初得点を挙げ、勝利を決定づけた。

 2ゴールのケインはリーグ戦14試合で得点数を20とし、この日バイエルン守備陣に抑え込まれたシュツットガルトのセール・ギラシ(Serhou Guirassy)に4ゴール差をつけている。首位を4ポイント差で追うバイエルンだが、ウニオン・ベルリン(1. FC Union Berlin)戦が今月初旬の大雪により来年1月に延期されたため、一つ消化試合が少なくなっている。

 レバークーゼンはビクター・ボニフェイス(Victor Boniface)が1ゴールに加えて2得点に絡み、クラブ史上初のリーグ制覇に向けて前進した。

 ボニフェイスが14分に先制点を決めたレバークーゼンは、51分にボニフェイスのシュートのこぼれ球をジェレミー・フリンポン(Jeremie Frimpong)が押し込み追加点を挙げた。さらにボニフェイスは57分、スペースに走り込んだフロリアン・ビルツ(Florian Wirtz)にパスを供給し、決定的な3点目をお膳立てした。

 シャビ・アロンソ(Xabi Alonso)監督率いるレバークーゼンは今季無敗で、公式戦24試合で21勝3分けとしている。(c)AFP