【12月18日 AFP】23-24イングランド・プレミアリーグは17日、第17節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)はマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)と0-0で引き分け、今季の本拠地アンフィールド(Anfield)での公式戦全勝記録が途絶えた。また、アーセナル(Arsenal)とアストン・ビラ(Aston Villa)は、それぞれ勝利を挙げた。

 ユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督率いるリバプールは、この試合を前に今季ホーム11戦で全勝を飾っており、宿敵相手にさらなる苦痛を与えるとみられていた。70パーセント近いボール支配率で圧倒し、ユナイテッドの6本に対して34本のシュートを放ったリバプールだったが、粘る相手を打ち破ることはできなかった。

 この日の試合でアーセナルがブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)に2-0で勝利したため、勝ち点39のアーセナルが首位に立ち、リバプールは1ポイント差の2位となった。

 一方でこの結果は、窮地に立たされていたユナイテッドのエリック・テン・ハーフ(Erik ten Hag)監督にとっては、精神的な勝利となった。ユナイテッドは昨季、アンフィールドでは0-7の大敗を喫しており、今季は24戦で12敗という成績でこの試合を迎えていた。

 リバプールのビルヒル・ファン・ダイク(Virgil Van Dijk)は試合後、チームは「すべての面で相手を上回っていた」と述べ、結果にいら立ちを見せた。

 テン・ハーフ監督はほぼ完璧に守ったとしつつも、「プレーが最高に素晴らしい時もあれば、まったくもって駄目な時がある。シーズンで何かを成し遂げたければある程度の限度を下回ってはならないし、一貫性を確保する必要がある」と述べた。

■アーセナルとアストン・ビラは勝利

 アーセナルはホームのエミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)で試合を支配しながらも序盤はチャンスをものにできなかったが、53分にCKから最後はガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)がヘディングシュートで先制点を奪取。終盤には、エディ・エンケティア(Eddie Nketiah)のパスを受けたカイ・ハヴァーツ(Kai Havertz)がリードを広げる2点目を挙げた。

 同じくロンドンでブレントフォード(Brentford FC)と対戦したビラは、前半終了間際にキーン・ルイスポッター(Keane Lewis-Potter)の先制点を許した。

 それでもブレントフォードのベン・ミー(Ben Mee)が71分に退場処分を受けると、その6分後にビラはアレックス・モレノ(Alex Moreno)のゴールで追いつき、さらに残り5分でオリー・ワトキンス(Ollie Watkins)が古巣から決勝点を挙げた。(c)AFP/John WEAVER