【12月17日 AFP】サッカーイングランド・プレミアリーグのエバートン(Everton)は、来季もグディソン・パーク(Goodison Park)をホームとし、新本拠地となるエバートン・スタジアム(Everton Stadium)の公式戦での使用が2025-26シーズンとなることを発表した。

 理由については工期の問題ではなく、シーズン途中で移転する難しさを避けるためだという。クラブの暫定最高責任者(CEO)を務めるコリン・チョン(Colin Chong)氏は、「初めにはっきりさせておくが、シーズン途中に移転しないという今回の決断は、工期の遅れが理由ではない」と話した。

「商業面や必要な事業計画に対する全体的な見通し、フットボール事業に及ぼす影響の分析、そして何より、最近行った移転に関する調査の一環として、ファンから得たフィードバックを総合して、クラブとして判断した」

 そしてチョン氏は、「新スタジアムの建設は、スケジュール通り順調に進んでおり、2024年末に完成する」と明言した上で、「これらのことから、来季2024-25シーズンがグディソン・パークを使用する最後のシーズンになる予定だ」と続けた。

「最後に門を閉じるときには、グディソン・パークはわれわれのホームを134年近く務めていることになるだろう」 (c)AFP