【12月17日 AFP】23-24イングランド・プレミアリーグは16日、第16節の試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)は終盤に2失点を喫し、クリスタルパレス(Crystal Palace)と2-2で引き分けた。

 ホームのシティは前半、ボール保持で相手を圧倒しながら得点はジャック・グリーリッシュ(Jack Grealish)の1点にとどまっていたが、それでも後半にリコ・ルイス(Rico Lewis)が追加点を決め、17日に試合を控える首位リバプール(Liverpool FC)との勝ち点差を1に縮めるかに見えた。

 しかしパレスは押される展開の中で76分、裏に抜け出したジェフリー・シュルップ(Jeffrey Schlupp)のクロスをジャン・フィリップ・マテタ(Jean-Philippe Mateta)が押し込んで1点を返すと、後半アディショナルタイム5分、フィル・フォーデン(Phil Foden)がマテタを倒して得たPKをミカエル・オリーズ(Michael Olise)が決めて追いついた。

 試合終了のホイッスルが吹かれると、客席からはブーイングが飛んだ。ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督の就任以降、シティはパレスを苦手としており、パレスはシティの本拠地エティハド・スタジアム(Etihad Stadium)で2回以上勝った数少ないチームの一つとなっている。

 シティはこの後、サウジアラビアで開催されているクラブW杯(2023 FIFA Club World Cup)に参戦するが、直近のプレミアリーグ6試合ではわずかに1勝しかできず、優勝争いから脱落する危機に陥っている。

 他会場では、エバートン(Everton)が2-0で下位バーンリーFC(Burnley FC)に快勝。リーグ4連勝を飾り、勝ち点10剥奪の処分を受けてからわずか1か月で降格圏との勝ち点差を7に広げた。

 チェルシー(Chelsea)は2-0で最下位シェフィールド・ユナイテッド(Sheffield United)を下して今季ホーム3勝目を挙げた。ニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)は17歳のルイス・マイリー(Lewis Miley)のゴールなどで10人のフラム(Fulham)に3-0で勝利した。

 ボーンマス(AFC Bournemouth)対ルートン・タウン(Luton Town)の試合は、ルートンのトム・ロッキャー(Tom Lockyer)が後半途中に心停止を起こして倒れたため、中止となった。(c)AFP/John WEAVER