【12月14日 AFP】ドイツサッカー連盟(DFB)は13日、ブンデスリーガ1部のケルン(1. FC Cologne)に対し、サポーターが発煙筒に火をつけたり、ピッチに物を投げ入れたりしたとして、59万5000ユーロ(約9300万円)の罰金を科した。独サッカー界におけるサポーターの不正行為に科された罰金としては、過去最高額となった。

 DFBは、10月に行われたホームでのボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)戦を遅延させたとしてケルンに罰金を命じた。クラブは罰金額の約3分の1を、警備やその他の保護対策に運用できるという。

 ケルンは「大幅な減額」を求めて争う姿勢を見せており、マネージングディレクターのクリスチャン・ケラー(Christian Keller)氏は、罰金がクラブに「多大な経済的損失」を与えると述べた。ケラー氏は「発煙筒はサッカーファン文化の一部だ」としながらも、「グラッドバッハ戦では越えてはいけない一線を明らかに越えていた」と認めた。

 この試合に3‐1で勝利したケルンだが今季はここまで2勝にとどまっており、現在は降格圏に沈んでいる。

 発煙筒は禁止されているにもかかわらず独サッカー界では一般的で、ホームのサポーターもアウェーのサポーターも頻繁に使用している。(c)AFP