【12月14日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)は13日、グループステージ第6節の試合が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG、フランス)とFCポルト(FC Porto、ポルトガル)が16強入りを決めた一方、ニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United、イングランド)は敗退が決まった。

 グループFのPSGは、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund、ドイツ)と1‐1で引き分けて2位を確保。同組のニューカッスルは本拠地セント・ジェームズ・パーク(St James Park)でACミラン(AC Milan、イタリア)に1‐2で敗れた。

 約20年ぶりのチャンピオンズリーグ生き残りのために、白星に加えてPSGが勝ち点を落とすことが必要となっていたニューカッスルは、前半にジョエリントン(Joelinton)のゴールで先制したものの、後半にクリスティアン・プリシッチ(Christian Pulisic)に同点ゴールを許すと、84分には途中出場のサミュエル・チュクエーゼ(Samuel Chukwueze)に決勝点を奪われた。

 2011年のカタール資本による買収後では初となるグループリーグ敗退の危機に陥っていたPSGは、敵地で後半にカリム・アデイェミ(Karim Adeyemi)に先制点を許した5分後、ウォーレン・ザイールエメリ(Warren Zaire-Emery)が同点ゴールを決めた。

 この結果、PSGはミランと勝ち点8で並んだものの直接対決での得失点差により勝ち上がりを決め、ドルトムントが首位通過を果たした。

 またグループHのポルトは、5‐3でシャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk、ウクライナ)を下し、16強最後のいすを手にした。

 負けなければ決勝トーナメント進出が決まるポルトは、先制した後に得点を重ねながらも後半にオウンゴールで1点差に詰め寄られたが、直後に40歳のペペ(Pepe)がチームを落ち着かせる4点目を決めると、フランシスコ・コンセイソン(Francisco Conceicao)の5点目で試合を決定づけた。

 同組のもう1試合では、すでに首位通過を決めているFCバルセロナ(FC Barcelona、スペイン)が、2‐3でロイヤル・アントワープFC(Royal Antwerp FC、ベルギー)に金星を献上した。2度の先行を許したバルセロナは、その都度フェラン・トーレス(Ferran Torres)、マルク・ギウ(Marc Guiu)のゴールで追いついて勝ち点1を拾うかに思われたが、後半アディショナルタイムにジョージ・イレニーエナ(George Ilenikhena)に決勝点を決められた。

 グループEでは、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid、スペイン)が組2位のラツィオ(SS Lazio、イタリア)との上位対決を制し、首位通過を決めた。またセルティック(Celtic、スコットランド)はフェイエノールト(Feyenoord、オランダ)を2‐1で下し、チャンピオンズリーグのグループリーグでの未勝利を15試合で止めている。

 グループGのマンチェスター・シティ(Manchester City、イングランド)は、レッドスター・ベオグラード(Red Star Belgrade、セルビア)を3‐2で下し、イングランドのクラブとしては史上2度目となるグループリーグ全勝を飾っている。首位シティに次いで2位での突破を決めているRBライプツィヒ(RB Leipzig、ドイツ)は、2‐1でBSCヤングボーイズ(BSC Young Boys、スイス)に勝利した。(c)AFP/Martyn WOOD