【12月13日 AFP】ポーランド・ワルシャワで12日、議会議事堂に設置されたユダヤ教の祭りに使われる燭台(しょくだい)のろうそくを極右議員が消火器で消す騒動があった。

 燭台は、ユダヤ教の祭り「ハヌカ(Hanukkah)」を祝うため議事堂のホールに据えられていた。

 メディア各社が報じた動画には、極右政党「同盟」のグジェゴシュ・ブラウン(Grzegorz Braun)議員が燭台めがけて消火器を噴射し、ホールにもやが立ち込める様子が捉えられている。

 騒動を受け、下院のシモン・ホウォブニャ(Szymon Holownia)議長は、同議員に本会議への出席禁止処分を科した。議長は記者団に対し、「二度とこのようなことが起きてはならない」と語るとともに、同議員を聴取する考えを示した。(c)AFP