オンラインコミュニティキャプチャー(c)MONEYTODAY
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【12月12日 KOREA WAVE】韓国で本格的な冬が始まり、道路上を走る「トナカイ車」が目につくようになった。クリスマスのトナカイにちなんで、車両に「赤い鼻」を装着しているのだ。これに対し、法曹関係者は、乗用車に異物を付けることは違法とされるおそれがあるうえ、それが落ちて事故を引き起こせば大きな責任を負うことになりかねないと警告している。

ネイバーショッピングモールで「トナカイ自動車装飾」を検索すると、4000個余りの商品が出てくる。販売中の商品の大多数は、自動車のエンブレムに飾る「赤い鼻」や左右の窓の上に取り付ける「角」だ。

一部の販売者は、ナンバープレートを隠すようなイメージを示しているが、これは違法性が高い。自動車管理法は、自動車のナンバープレートはすべての方向から番号を認識できなければならないと規定しており、付着物がウインカーを覆うことも同様だ。

では、それ以外は合法かというと、そうとも言えない。

過度な付着物の使用は道路交通法に抵触するおそれがある。道路交通法は安全運転の障害となるものの装着を禁じているからだ。

ある弁護士は「嫌悪感を与える塗色や表装などを不法と規定した道路交通法42条を見れば、過度な付着物もやはり同法違反にあたる可能性がある」と話した。また「自動車に付けたアクセサリーなどが道路に落ちて後ろの車が事故で被害を受けたら、損害賠償をしなければならない場合もある」と注意を促した。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News