【12月13日 東方新報】中国最大の陸上風力発電基地が10日に内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)でフル稼働を開始すると、運営会社の中国広核集団(CGN)が発表した。

 年間100億キロワット時(kWh)以上の発電能力を持つこのプロジェクトは、砂漠地帯で計画されている国内初の大規模風力・太陽光発電基地の一つでもある。

 中国広核集団によると、この基地で発電される電力は、標準的な石炭消費量を約296万トン削減し、約802万トンの二酸化炭素排出を防ぐことに相当するという。

 中国広核集団傘下の発電企業、中国広核新能源(CGN New Energy Holdings)張志宇(Zhang Zhiwu)董事長は、「この風力発電基地の稼働により、中国で稼働中の中国広核集団の新エネルギー発電設備の設備容量は今年末までに4500万キロワットに達する見込みだ」 と述べた。

 中国広核集団は現在、風力発電、太陽光発電、太陽熱発電、電力抽出・貯蔵、エネルギー貯蔵、水素発電など、全国に570以上の新エネルギー発電施設を有し、中国の30の省レベルの地域に分散しているという。(c)東方新報/AFPBB News