【12月11日 AFP】23-24イングランド・プレミアリーグは10日、第16節の試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)は2-1でルートン・タウン(Luton Town)を下し、リーグ5試合ぶりの白星を挙げた。

 アーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)を負傷で欠く中、シティは前半終了間際に相手のイライジャ・アデバヨ(Elijah Adebayo)に先制ゴールを許したが、多くのチャンスを逃し続けた末にようやくギアが入ると、後半の3分間にベルナルド・シウバ(Bernardo Silva)とジャック・グリーリッシュ(Jack Grealish)が立て続けにゴールを決めて逆転勝利を収めた。

 リーグ3試合連続の引き分けの後、6日のアストン・ビラ(Aston Villa)戦に敗れて優勝争いから脱落しかけていたシティだが、この日は粘り強さを見せて首位リバプール(Liverpool FC)と勝ち点4差の4位につけている。

 エバートン(Everton)は2-0でチェルシー(Chelsea)を撃破。勝ち点10剥奪の影響を感じさせないプレーを続け、降格圏との勝ち点差を4ポイントに広げた。クラブが異議申し立てを行っている財務規定違反の処分がなければ、エバートンはすでにチェルシーを勝ち点4上回っている。

 トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)はリシャルリソン(Richarlison)の2得点などでニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)に4-1で大勝し、6試合ぶりの勝利を収めた。

 ここ5試合で4敗を喫して序盤戦の勢いを失い、その間はアンジェ・ポステコグルー(Ange Postecoglou)監督の攻撃的なサッカーは単純だと言われたが、監督が自身のスタイルを貫いたことが、この日はゴールラッシュの形で報われた。

 デスティニー・ウドジェ(Destiny Udogie)のゴールで先制すると、リシャルリソンの2得点でリードを広げ、終盤に孫興民(Son Heung-Min、ソン・フンミン)のPKで突き放した。チームはこれでシティと勝ち点3差の5位を維持している。(c)AFP/Steven GRIFFITHS