【12月10日 AFP】23-24イングランド・プレミアリーグは9日、第16節の試合が行われ、アーセナル(Arsenal)は0-1でアストン・ビラ(Aston Villa)に敗れ、リバプール(Liverpool FC)に首位の座を明け渡した。

 この日早い時間帯のキックオフでリバプールはクリスタルパレス(Crystal Palace)に2-1で勝利し、アーセナルを勝ち点で1上回って暫定で首位に浮上。その中でアーセナルは、好調ビラに敗れてトップを守るチャンスを逃した。逆にクラブ記録となるホームリーグ戦15連勝を飾った3位のビラは、首位リバプールとの勝ち点差2を守った。

 本拠地ビラ・パーク(Villa Park)でビラは7分、レオン・ベイリー(Leon Bailey)からのパスを受けて反転したジョン・マッギン(John McGinn)が至近距離からシュートを突き刺し、これが決勝点となった。

 ウナイ・エメリ(Unai Emery)監督率いるビラは、6日のマンチェスター・シティ(Manchester City)戦での1-0の勝利に続いて、今度は首位チームを撃破して記念すべき1週間を締めくくった。

 リバプールは敵地シェルハースト・パーク(Selhurst Park)で逆転勝利を収め、タイトル獲得に向けて前進した。

 後半にジャン・フィリップ・マテタ(Jean-Philippe Mateta)のPKで先制したパレスだったが、その後2枚のイエローカードを受けたジョルダン・アイェウ(Jordan Ayew)が退場処分になった。

 アイェウの退場直後にそのアドバンテージを生かしたリバプールは、モハメド・サラー(Mohamed Salah)がクラブ通算200点目となるゴールを決めて同点に追いつくと、
後半アディショナルタイム1分には途中出場のハーヴェイ・エリオット(Harvey Elliott)が逆転弾を決めた。

 一方、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)はホームでボーンマス(AFC Bournemouth)に0-3で敗れ、厳しいシーズンはまた悪い方向へ流れている。

 リーグ戦ここ8試合で6勝を挙げて6位に浮上していたユナイテッドだったが、ボーンマスにクラブ史上初となるオールド・トラフォード(Old Trafford)での白星を許した。(c)AFP