【12月10日 AFP】23-24フィギュアスケートグランプリ(GP)ファイナルは9日、中国・北京で女子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、世界選手権(ISU World Figure Skating Championships 2023)覇者の坂本花織(Kaori Sakamoto)が合計225.70点で優勝を果たした。

 前日のショートプログラム(SP)で2位に4点差をつけた坂本は、3回転フリップは着氷が乱れたが、それ以外は印象的な演技と力強い存在感を見せ、148.35点をマーク。2位のルナ・ヘンドリックス(Loena Hendrickx、ベルギー)に20点以上の差をつけて締めくくった。ローリン・ヒル(Lauryn Hill)が歌う「Wild is the Wind」と「Feeling Good」に乗せて滑る坂本を、観客も大歓声でたたえた。

 これで坂本は、今季のGPシリーズは3戦全勝。演技後は「すごくうれしい」と喜び、笑顔を弾けさせた。

 ヘンドリックスはフリーでは4位と振るわなかったが、ショートの好演技が生きて合計203.36点で2位を守り、3位の吉田陽菜(Hana Yoshida)をわずかに0.20点上回った。住吉りをん(Rion Sumiyoshi)は合計180.39点の6位だった。(c)AFP