【12月9日 AFP】23-24フィギュアスケートグランプリ(GP)ファイナルは8日、中国・北京で女子シングル・ショートプログラム(SP)などが行われ、女子SPでは世界選手権(ISU World Figure Skating Championships 2023)覇者の坂本花織(Kaori Sakamoto)が今季世界最高の77.35点で首位発進した。

 23歳の坂本は、最近生まれたおいとめいへの思いを込めて選んだ楽曲「Baby, God Bless You」に乗せた力強い圧巻の演技を披露した。

 演技後にはフィギュアスケート専門ニュースサイトの「Golden Skate」で、「練習でも前より自信があったので、その自信をしっかり試合につなげようと思った」とコメント。フリースケーティング(FS)に向けては、「周りの期待にも応えたいし、自分にも期待してやっていきたい。自分自身に勝つしかない。しっかりあしたまで集中したい」と意気込んだ。

 ルナ・ヘンドリックス(Loena Hendrickx、ベルギー)が73.25点で2位に続き、同胞のニナ・ピンザローネ(Nina Pinzarrone)が66.72点で3位につけた。

 吉田陽菜(Hana Yoshida)は60.65点の4位、住吉りをん(Rion Sumiyoshi)は58.63点の5位。16歳のイザボー・レビト(Isabeau Levito、米国)はミスが重なり6位に沈んだ。

 ペアFSでは、ドイツのミネルバファビエンヌ・ハーゼ(Minerva Fabienne Hase)/ニキータ・ボロディン(Nikita Volodin)組が合計206.43点で優勝。イタリアのサラ・コンティ(Sara Conti)/ニッコロ・マチー(Niccolo Macii)組が合計205.88点の僅差で2位、カナダのディアナ・ステラト・ドゥデク(Deanna Stellato-Dudek)/マキシム・デシャン(Maxime Deschamps)組が合計204.30点で3位に入った。

 アイスダンス・リズムダンス(RD)では、米国のマディソン・チョーク(Madison Chock)/エヴァン・ベイツ(Evan Bates)組が89.15点で首位発進。イタリアのシャルレーヌ・ギニャール(Charlene Guignard)/マルコ・ファッブリ(Marco Fabbri)組が85.82点で2位、カナダのパイパー・ギレス(Piper Gilles)/ポール・ポワリエ(Paul Poirier)組が85.17点の僅差で3位に続いている。(c)AFP/Rebecca BAILEY