【12月8日 AFP】男子テニス、四大大会(グランドスラム)通算22勝のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は7日、現役生活に期限を定めるのは「意味がない」とし、来年が自身最後のシーズンになるとは断言できないと語った。

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 37歳のナダルは来月行われる全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)前哨戦のブリスベン国際(Brisbane International 2024)で約1年ぶりに復帰する予定となっているが、以前には2024年シーズン限りでの引退を示唆していた。

 ナダルは自身のSNSに投稿した動画の中で「最後の年になる可能性は十分にあるし、そのつもりで大会を楽しみたい」と話し、「何が起こるかは分からないから発表したくない。自分にチャンスを与えなくてはならないし、後で自分が縛られるようなことは言わない」と続けた。

「そのような感じになると思うし、100パーセントの確信は持てない。競技復帰までに多くの努力をしてきたわけだし、もし急に状況や体が続けることを許し、自分のやることを楽しめるようになったとしたら、どうして期限を設定する必要があるのだろうか」

 ナダルは2回戦で敗れた今年の全豪オープンを最後にツアーを離脱し、その後は股関節に2度の手術を受け、現在の世界ランキングは664位まで後退している。同日には来年1月14日に開幕する全豪オープンのエントリーリストにも入った。(c)AFP