【12月7日 AFP】23-24フランス・リーグ1は6日、第10節延期分の試合が行われ、オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)は3-0で下位に沈むオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)に勝利した。

 マルセイユのピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)は前半、ビティーニャ(Vitor Manuel Carvalho Oliveira 'Vitinha')とミカエル・ムリージョ(Michael Amir Murillo)の得点をお膳立てすると、後半には自らもゴールを奪い、チームを快勝に導いた。

 試合はもともと10月29日に行われる予定だったが、当日にリヨンのチームバスがマルセイユの本拠地スタッド・ヴェロドローム(Stade Velodrome)付近で投石を受け、ファビオ・グロッソ(Fabio Grosso)前監督が頭を負傷するなどしたため、延期されていた。

 リヨン側は先月、中立地での試合開催を求めたもののこれが認められず、仏プロサッカーリーグ連盟(LFP)も、事件が発生したのはスタジアム外だったことを理由にマルセイユに対して処分を下していなかった。またリヨンのサポーターは、この試合の観戦を禁止された。

 リヨンは先週、7試合でわずか1勝を挙げるにとどまったグロッソ監督を解任し、後任にクラブのアカデミーでディレクターを務めるピエール・サージュ(Pierre Sage)氏を起用。しかし、暫定指揮官の下で2連敗を喫しており、残留圏と勝ち点6差の最下位に沈んでいる。(c)AFP