【12月9日 AFP】ミシェル・ジェファーソンさんと娘のアニカちゃんはある日の午後、米首都ワシントンにある地元の図書館に本を借りに訪れた。だが、図書館での滞在は予定よりも長くなった。犬に本の読み聞かせをしたためだ。

 ジェファーソンさんは、「娘はとても恥ずかしがり屋で、普段は思っていることをあまり話したがらないし、親しくなるまでに時間もかかります。でも、犬に向けて本を読んだり、犬に話しかけたり、また司書の皆さんと犬について話したりしているうちに、より積極的になっていきました」と話す。

「娘が少し心を開いているのを見られてうれしいです。犬をなでられるというのもその助けになっているのだと思います」

 図書館では「ミーカ」「オリバートースト」「アルフレッド」の3匹が、約1時間にわたり小さな子どもたちの読み聞かせに耳を傾け、子どもたちがリラックスできる環境を提供した。

「ミーカ」の飼い主のアマンダ・メンデルソンさんは、愛犬と一緒にボランティア活動を始めて8年になる。「たった1匹の犬がいるだけで、子どもたちにはいい影響となります。本当にすてきな交流です」と語った。映像は今年9月に撮影。(c)AFP