【12月11日 Xinhua News】中国天台宗の発祥地である中国浙江省台州市天台県の国清寺。隋の第2代皇帝、煬帝(ようだい、569〜618年)が自身の師父である天台宗開祖の智顗(ちぎ)の遺志を受け建立した寺院で、日本と韓国の天台宗の祖庭でもある。

 日本で天台宗を開いた最澄は、仏法を求めて唐へ渡り、天台山で学んだ後に比叡山延暦寺を建立した。

 国清寺は農作業を重んじる天台宗の「農禅並作」の伝統を受け継ぎ、寺の周囲の田畑に作物を植えている。秋の収穫後は境内の空き地を埋め尽くすように穀物が天日干しされ、独特の景観を作り出す。(c)Xinhua News/AFPBB News