【12月4日 AFP】ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領は4日、今年2度目の訪問となる中国で習近平(Xi Jinping)国家主席と会談し、両国の関係強化をたたえた。

 ルカシェンコ氏は3日に中国に到着し、少なくとも2日間滞在する予定。

 ベラルーシは同盟国のロシアに政治的・経済的依存度が強く、ロシアによるウクライナ侵攻では自国領土を拠点として提供してきた。

 また中国は、米国や西側諸国からの圧力にもかかわらず、ロシアのウクライナ侵攻を非難していない。

 ベラルーシ大統領府によるとルカシェンコ氏は、習氏に「ベラルーシは現在も、これまでも、これからも中国にとって信頼できるパートナーだ」「両国の友好関係には30年以上の歴史があり、一度も断ち切られたことはない」と述べた。

 国営中国中央テレビ(CCTV)によると、習氏はこれに対し、前回2月のルカシェンコ氏の訪中以来、両国の「政治的な相互信頼」と「国際協力」はいっそう強化されていると述べた。

 さらに習氏は「中国はベラルーシが国情に沿った発展の道を歩むことを断固支持し、外部勢力の干渉に反対する」と述べた。(c)AFP